Diario

日々の暮らしのあれこれ帳

出会い

そう、それは突然やって来た。

少女漫画みたいな書き出しをしてしまいましたが、これは私が推しを推すことにしたきっかけの話です。タイトルはアニメ版ポプテピの第一話から拝借しました。布教目的は一切ないのでかなりぶっきらぼうな文になると思います。需要はゼロでも書かないと自分が忘れそうなのでこのような形で残しておきます。

 

そもそも、数ヶ月前の自分は就活真っ最中で、まさか今の自分がジャニーズJrのユニットにはまって情報局に入会するとは思わないわけです。趣味はフィギュアスケート、バレエ、オペラ、絵画鑑賞。バイトで稼いだお金はコスメと芸術鑑賞につぎ込む生活でした。

ではなぜこうなったのか。

話は日本のコロナ禍突入前、2019年12月に遡ります。まずこの頃に自分の中で嵐懐古ブームが訪れました。元はと言えば従姉妹の影響で小五から中三まで嵐にどハマりしていて、FC会員になりコンサートも参戦していました。まだ「いいね」が「ふぁぼ」と呼ばれていた黎明期のTwitterでお友達を作り、メンバーが出たドラマのヒロインのコスプレをし、会場で手紙やグッズ交換などもしていました。典型的な"ジャニオタ"です。(ちなみに櫻井担の登山家でした)

(…ここまで読んで気づいた方もいるかもしれませんし、自分でも薄々感じたのですが、Jrに沼る素地はあったのかもしれないです)

高校受験をきっかけに勉強に集中したことでジャニーズ離れは加速し、たまたまテレビで見たソチオリンピックをきっかけに今度はフィギュアスケートのオタクになっていき早6年。元の巣に戻ることはないと思っていました。

しかし、たまたま見た紅白で歌われたデジタルシングル「Turning Up」が気になり、嵐がSNSを解禁していたことを知ります。早速Youtubeを見に行くと懐かしいPVの数々。かつて売ってしまったアルバムをTSUTAYAで再び借りに行こうか迷ったタイミングでサブスク解禁と沼に呼び戻すかのように事が進み、気づけば日々嵐の情報収集をする生活に戻っていました。

2020年4月。日本でもいよいよ緊急事態宣言が出され、外出自粛が呼び掛けられました。大学の授業がオンラインになり、バイトも在宅勤務になりました。就活も終わり時間が有り余る中、嵐の動画も一通り見終えたところで、おすすめに出て来たある動画が気になって見てみました。それはV6による人狼、「V狼」です。今まで存在は認知していたものの、他グルに手を出す事が一度もなかったのですが、これはとても面白かったです。

そして、さらにそのV狼のおすすめに出て来たのが、Snow Man人狼動画です。

見られた方はご存知だと思いまが、9人というジャニーズのユニットでは比較的多い人数を生かしたゲームで個性豊かなメンバーの持ち味が冴え渡っており、バラエティとして非常に満足度の高い動画です。今なお時々見返すお気に入りの一つです。この動画がきっかけでそれまでSnow ManSixTONESの違いさえよく分かっていなかった自分でも、Snow Man全メンバーの顔と名前が一致するようになりました。(ちなみにSnow Manでの推しは、翔くんを推してくれているという理由一択で阿部ちゃんになりました)

やっと本題に入ります。Snow Manの動画を漁る中で出会ったのがこちらです。

ジャニーズJr.のユニット7 MEN 侍とのコラボ動画です。Snow Manを認知したばかりなのにさらに若い子たちがいるのね…と気が遠くなりつつも一通り見ました。この時はまだあまり個々のメンバーとしては認知しておらず、単なる後輩グループの一つとして見ていた記憶です(唯一矢花さんの自己紹介は強烈に覚えていました)。どうやらこの子たちも人狼をやっているらしいということでさらに動画を漁りました。この頃の自分はSnow Man人狼があまりにもヒット作だったので、とにかく人狼動画に飢えていたように思います。

ここでやっと個々のメンバーを認識します。ここまででの私の印象はこんな感じ。

今野くん:氷川きよし似の美少年。金髪似合う。あだ名がこんぴってかわいい。

矢花さん:バチバチ。細い。四字熟語ポンポン出て来て頭いい。

本髙くん:全国模試1位で頭がいいらしい。ほぼ無印象。

大光くん:個性的なお顔立ち。めっちゃコメント欄で狂犬言われてるけどヤバイやつなんだろうか。

琳寧くん:一人称が自分の名前の子。お顔が矢花さんと似てて混同しがち。

嶺亜さん:蒼井翔太似の美少年。人気らしい。

さて、話を戻しましょう。そこからは7 MEN 侍の動画を片っ端から見ていました。彼らへの興味というよりも、あまりにも暇を持て余していたので時間を潰したいというのが大きかったです。今思えばこの時点で沼につかり始めていたのですが。

決定打となったのがこの美 少年とのコラボ動画。最後に全員でワードウルフをしているところで、人狼役になった子が非常に柔和かつ聡明でお美しい顔立ちをされていることに気づきます。どうやらこの子は本髙くんらしいと。この子が阿部ちゃん先生のときに高次元で戦っていた子かと。現役早稲田生なのかと。そう、初見の印象が一番薄かった本髙くんに吸い込まれている自分がいたのです。

2020年7月。Jrチャンネルの動画を漁るのも日課になってきました。7 MEN 侍だけでなく美 少年やHiHi Jetsの過去の動画も見ていました。そんな中新着動画でおすすめに出て来た上記の動画。楽器の音だけで言葉を伝えるゲームでした。「ジャニーズで結婚したいメンバーは?」という質問に本髙くんがピアノで答えます。どこか聞き覚えのある音の高低。「これはまさか"櫻井翔くん"…?いやでも結構年離れているだろうしないか」→正解だった。推しが決まった瞬間でした。

ことわっておきますが、学歴厨・偏差値厨といったきらいはないつもりです。ただ、自分もいわゆる進学校の入試やセンター試験といった類のものを経験したこともあるためか、アイドルという華々しい仕事の裏で学業を両立させ、なおかつ机上で努力し培った知恵を舞台で生かそうと研鑽を積んでいる人、そのような人に憧れ、近づこうとしている人たちには当方滅法弱いようなのです。(その後、阿部ちゃんから芋づる式にクイズ部箱推しになるのはもう少し先の話)

幸か不幸か愛が拗れるのはここから。当初本髙くんはずいぶん年下だと思っていたのですが、プロフィールを調べてみると同じ学年と発覚。しかも、詳細を書くのは差し控えますが、自分のバイト先と彼の仕事場に少し繋がりがあったことが判明し、それまでどんなジャニオタが連呼しても自分の身にはイマイチ染みなかった"""リアコ"""を初めて実感するのでした。現実世界に推しが存在すると実感できる尊さ。これは生きる糧。

それからすぐさまサマパラのチケットを購入・鑑賞。パフォーマンス力の高さとメンバーそれぞれの才能や情熱に心を打たれました。このグループ全体を強く応援していこうと決めました。何より、推しが「T.A.B.O.O」を選んでくれた時は魂が吹っ飛びそうになるのを必死に抑えました。(その後1公演と決めていたチケットを余裕でおかわり)

サムパラの余韻もまだ残る中、ある朝Twitterを開くと飛び込んできたのは、「本高」「主演」「王子」の文字。そう、舞台の初主演というめでたいニュースが舞い込んできたのです。推しが王子になった…まあもとから一国の皇太子みたいな顔してるもんな…それにしても王冠がなんて似合うんだ…二人ともめちゃくちゃ良い役やんけ…これ泣くやつ……。前回の舞台はまだ自分が認知する前だったので今度こそは何がなんでも見に行きたいと。心で決意するよりも早く体が勝手に動いていました。情報局への入会手続きへと………

---

以上が経緯です。恥ずかしくなったら後で消すかもしれません。

今でも元々好きだったスケート沼を離れるつもりはないし、ミニマリストを目指しているので物理的なグッズには課金しないかもしれません。でも、自分に日々元気を与えてくれている推しと推したちの未来を応援する気持ちは常にあります。彼らの夢を叶えるために自分に出来ることはやっていきたいと強く思うようになりました。

少なくとも、推しに出会うことができたこの数ヶ月のおうち時間は大いに有意義な時間でした。

最後に、現在の各メンバーの印象を書いておきます。

こんぴー:見た目と声の低さのギャップ。クールだけど熱い魂の持ち主。今は接点が余りないぽんこんぴが舞台でどう関係性が変化するのか楽しみすぎる。

矢花さん:初ソロ曲が自作曲なヤバヤバヤバナ。随所にネット民の匂いを感じるのは親近感通り越して恐怖。将来イケオジになりそう。

本髙くん:すべてがkawaii&かっこいい&尊い&好きすぎて辛い。美味しいものたくさん食べて欲しい。舞台絶対見に行くね。あと黒髪派です。

大光くん:悪ガキみたいな印象強かったけどサムパラのドラムとダンスのかっこよさでギャップ萌え。ついて行きます。

琳寧くん:見ていると幸せになれる。サムパラのソロ曲キラキラアイドル路線でいってくれてありがとう。アクロバットもダンスも歌もとても良かった…

嶺亜さん:ドSキャラだけど本当は優しくてめちゃめちゃメンバー思いなのが伝わってくる。ぽんれあ尊い。嶺亜さんの努力がマジで報われますように。