Diario

日々の暮らしのあれこれ帳

前職が辛くて仕方なかった原因が「新卒」にあったかもしれない話

「なぜ職場が辛いのか?/辛かったのか?」という問いを1年前から散々考えていたのですが、最近になってどうやら「『新卒』であること」が原因だったんじゃないかと思い至りました。世間一般とは対極の考えだと思うのですが、これが一番しっくりきました。

要するに、同期の人間関係が合わなかったのです。

性格がどうこう、ではなく「同期」という存在が合いませんでした。たかだか同じ年に同じ会社を選んだほぼ同年代の人間に過ぎないのですが、どうしても私は意識してしまって「仲良くしなきゃ」「同じくらいには頑張らなきゃ」と気を張ってしまった結果、話の合わない集まりに行き、分からないことを恥じて分からないと言えず、同期の出来ていることは全部やらなきゃと思い込み、出来ない自分に嫌気がさし、心身が辛くてもヘルプが出せず、適応障害手前まで行きました。

組織に属する以上、最低限の協調性はもちろん守りますが、必要以上に周りを気にしていなければ、行きたくない集まりには行かず、分からないことは素直に言い、業務上での困りごとや改善提案はすぐに出すことができたと思います。

「先輩後輩には話しづらいことが話せる」「人生で一度しか出会えない」、だから「同期は一生の宝」「何年経っても話せる」「仲良くしよう」「大切にした方が良い」。先輩や上司の言葉をそのまま受け取って同期とは万人とって良いものだと信じ込んでいたので、自分の心の声に気づくのに随分時間がかかってしまいました。みんなにとって大切なものが自分にとってもそうだとは限らないのです。

ぶっちゃけ現職は職種も業界も大きく変わりません。働き方が多少自由になったくらい。会社の雰囲気が合うかといったらそうではないと思いますし、それなりに負荷のかかる状況になることもありますが、友人に仕事のことを聞かれて突然ボロ泣きし出したりとかそういうことが一切無くなったので、一応一番大きな問題は転職によって解決できたんだなあと改めて実感できました。今は横並びの同期は誰もいないので上に書いていたような行動が良い意味で周りを気にせずできていて、それなりに続けていける環境にあります。

「なんで転職する/したの?」と聞かれるたび、働き方とか、組織体制とか、キャリアプランとか、それなりに真っ当そうな理由を説明していましたがどこかいつも「これじゃないんだよなぁ」感を抱えていたのが、この気づきですっきりした気がします。

あんまり人に話せたもんでもないので、ここに書くことにしました。